


シリーズ第6弾(5/31開催)は別名「コスプレツアー」と銘打ったのが逆効果だったのか、それともツアー自体に魅力が無かったのか反応が今一つ。でも、隊長の「初志貫徹!意義あるツアー」と拳を挙げる姿に勇気づけられ私も“着物&袴”で参加を決心。当日は総勢9名で意義ある見学体験を楽しんだ。

内4名が“当時の姿”に変身。集合場所から行く先々で興味津々?妙な集団は一体?と視線を集め、カメラやビデオが向けられる。至って私たちは真面目に勉強をするつもりでいるので堂々と前を向いて歩を進めるうちに、背筋がどんどんと伸びてゆく。それは、訪れた各施設で予想外の歓迎を受け、これをきっかけに…との思いが伝わってきたからだ。ガイドの霜田さん(サッポロビール博物館前館長)が語る北海道と薩摩の深い関り(目から鱗)を開拓歴史から学びながら、まずは赤レンガ庁舎(重要文化財)を訪れた。

私の当日の役目は各施設に「決して怪しい団体ではありません」と主旨を伝える事。入口の守衛さんに笑顔でどうぞと促され、赤レンガのガイドさんには「ここにピッタリ!」と手を打たれた。琴似神社事務所では「ご苦労様です」と深々と頭を下げられ…でも境内にも琴似屯田兵屋(北海道指定有形文化財)にも人影無く、少し離れた琴似屯田兵村兵屋跡(国指定史跡)もビルの谷間にひっそりとあり、正直「これが!?」と驚く。
北海道開拓の守護神が祀られる北海道神宮では少し冷や汗。私たちを発見した守衛さんが1名から2名へと増え、ダッシュでご説明にあがる。士族に扮した隊員の腰に刺していた刀(摸造)はご法度と注意を受けるも、“真面目な団体”と理解して頂き、刀を預け無事参拝。定番のお茶屋にも立ち寄り一服。
ここでも反応抜群!で何故か駐車場のおじさんにも手を振られエドウィン・ダン記念館へ。 北海道新聞社の取材人と共に館員:園家さんの豊富な知識と歴史の紹介に一同感嘆。酪農王国北海道の祖Dr.ダンに敬服。つきさっぷ資料館はボランティアの方々で月寒の開拓当時の資料が守られているが、やはり訪れる人がいないと嘆いておられた。勤労青少年ホーム内にある遠友夜学校記念室は、若い人たちの手で紹介されている。志は今も昔も同じということだろう。すっかり忘れていた真摯に学ぶ心。皆で展示されている机に向かい当時の気分を味わった。


そして〆の北海道産業遺産サッポロビール博物館を訪れた。霜田前館長に「札幌市民は訪れますか?」とお聞きすると「殆どいません」と少し寂しい答えが返ってきた。私たちが誇る北海道のビールは、北海道産業の開拓歴史そのもの…と目覚めた私も、実は札幌の住人になって30年、今回訪れる場所は殆どが初めてだった。名前は知っている、建物は見たことがある、でも…。実際、友人や家族に一緒に参加しようと誘っても答えは皆同じ。「何でいまさら?そんな所に行って面白いの?」一刀両断!しかし理解できる。私も同じ穴のムジナだった。

今回の出会いを通して当たり前の環境の中に“知るべきもの”が溢れるほどあるのだと教えられた。当時の姿に変身して歴史を訪ねたことは、決してお遊びではなく「訪れる人のいない歴史の跡」をより近くに知る、知ってもらいたい、何かを伝えたい思いがあったのだと実感した。大歓迎された理由はまさしくそこにある。何よりも一番の成果は、不参加の隊員たちから「失敗した!」と悔やむ声が聞けたことだ。今回私たちが訪れた歴史の跡は、いつでも辿ることができ、興味のある方は是非、訪ねてほしいと一同の声。今度は道南の歴史の街に是非参上!したいと夢が膨らむ隊員 たちでした。
ちなみにサッポロビール博物館試飲ホール(有料1杯¥200)で飲んだ出来立てビールは最高!ビールへの一流のこだわりが味わえる数少ない場所だとこちらも実感。是非ご賞味を。
次回は8/9「頑張れ!国稀応援ツアー&第2弾蕎麦打ち体験」を予定。夏休み大人現地学習です。
この企画旅行は(株)HKワークスが主催しています。