今日は久々に涼しい。
予報では午後から雨が降るそうで、空は少し曇っているが、湿度のない風が気持ちよく吹いています。たまっている仕事も順調に進みそうな気分です。
朝、ゴミを出したあと裏庭から駐車場脇の畑に向います。
4,5年まえから山の畑に通えなくなった母が家の周りでトマトやキュウリなどの夏野菜を作っています。収穫適期が短い夏野菜の栽培は家の近くが便利です。
今年も母に言われるまま、トマト、胡瓜、茄子を各3本。ほかに、大葉、青ナンバン、長ネギなどを植えました。ところが、肝心の母が首の手術を受けるため緊急入院!!もう2ヶ月も家を留守にしています。
おかげさまで、手術は無事終わり経過も順調ですが、退院までは、もう少しかかりそうです。しかし、畑は待ってくれません。野菜は、どんどん大きくなるのです。
これまで、老母主体で進んできた我が家の農作業です。言われたことをやるだけのサポート係の私にできるかな?不安を抱えながらの毎日でした。
トマトの腋芽を摘み雨に流された土を寄せ支柱を立てる。
この2ヶ月、見よう見まねでがんばってきました。これが、その結果です。

*左から茄子、キュウリ、フルーツトマト
茄子、キュウリ、トマト、みんな立派に実をつけました。「あんたも中々やるじゃない」、自分を誉めてやりました。
特に自慢したいのが茄子。
味は言うまでもなく色、形、艶、どれをとっても合格点。とにかく、花の数が多くて大量の実がつけています。「親の意見とナスビの花は千に1つの無駄も無い」と言います。 しかし、花が咲かなければ実はつかないのです。
他の野菜は上手に作る母も、毎年、茄子には苦戦しています。
「昔、茄子は便所の傍に植えたらよいと聞いたことがある」
そう言って、わざわざトイレの近くに植えたこともあります。私の母は、時々、真剣な顔をして可笑しな話をするのです。
「生理の有る女が蒔いた人参は芽が出ない」とか…。
何の根拠もない八つ墓村伝説みたいな話です。
トイレの傍に植えなくっても土と水とお日様と作る人の 思いがピッタリ重なった時、良い作物が出来るのです。 茄子がツヤツヤキラキラ輝いています。 日本の農業の明るい未来に乾杯!!
茄子の原稿を書いているうちに妙なことに気がついた。
私が子供のころ「茄子」は「なすび」と呼ばれていた。いつのまに「茄子」になったんだろう?ネットで検索してみてビックリです。「なすびと茄子」の語源についてダダーっと出てきました。世の中には自分と同じような事を考える人がこんなにも いるのかと笑ってしまいました。
やはり、茄子は昔「なすび」と呼ばれていたそうです。諸説ある語源の中で夏にとれる野菜「夏の実(なつのみ)」から「なすび」となったという説が有力のようです。
室町時代の女官が「おなす」と呼ぶようになり、いつしか「茄子」という呼び名が一般化したといいます。今でも、西日本では「なすび」と言うようですが、私のルーツは西日本ではありません。世界中の出来事がリアルタイムで伝わる現代と比べると、「なすび」が「茄子」になって北海道の片田舎に伝わる迄、長~い、長い時間が必要だったのですね。
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|
| 賀茂茄子 (京都ブランド指定) |
米茄子 (石狩当別) |
水茄子 (新篠津試験場) |
![]() |
![]() |
|
| 絹かわ茄子 (愛媛県産) |
青茄子 (埼玉県産) |
茄子紺と呼ばれる美しい紫色の皮にはナスニンというアントシアニン系の色素が含まれて居ます。ほかの野菜の栄養素に比べ「ナスニン」は覚えやすいので、「茄子の紫色はナスニンだって」、4歳の孫娘に教えました。「ブルーベリーと同じ色だから目にいいんだよね」って、4歳のノンちゃんが教えてくれました。抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化などの生活習慣秒の予防にも効果を発揮します。
茄子は油との相性が、とても、良い野菜です。煮びたしなども一度油で揚げてから使うとコクと旨みが出ます。
ただ、油の温度が低いと色素が抜けて変色の原因になります。見た目も美味しそうな深紫色に仕上げたいなら、180℃~190℃の高温で揚げるのがベストです。また、油の量が少なすぎても変色します。茄子が、かぶるくらい少し多めの油量で揚げてください。
もし、油を使わずに茄子のきれいな紫色を残したいなら、半分に切って2〜3時間、天日に干してみて下さい。ナスニンが安定するので色落ちを防ぐことができます。そのうえ、水分が抜けて驚くほど旨みがアップします。カラカラになるまで乾燥したら長期の保存も可能です。
茄子に限らず、キュウリやトマトなど夏野菜は温かい地方が原産なので冷蔵庫での保存は適していません。冷気に当てると低温障害を起こします。業界用語では「風邪をひく」という言い方をしますが、種が黒くなったり、皮の表面にオデキができたりします。
風に当てなければ常温で2~3日は大丈夫です。それ以上になるようなら新聞紙などに包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存してください。
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|
| 揚げ茄子おかか | 茄子と茗荷の即席漬け | 麻婆茄子&ズッキーニ |
- 茄子と茗荷の即席漬けの作り方

材料
- 茄子…3本
- 茗荷…3本
- 青南蛮…2本
- 塩…適量(小さじ1杯が目安)
作り方
- (1) 茄子、茗荷は3cmくらいの厚さにスライスします。
- (2) 青南蛮は小口に切ります。
- (3) (1)と(2)をザルに入れ塩を振り5分~10分置きます。
- (4) 水分をきっちり絞り旨み調味料と醤油で味を整える。
※青南蛮のピリッとした辛さと茗荷のエグミが茄子に程よくからみ食欲を刺激する夏にお奨めの一品です。












